病気と診断された後のこと

治る病気になっています

困る人

骨肉腫と言えば、ひと昔前までは、非常に絶望的な病として知られていました。一度かかってしまえば、非常に予後が悪く、また病気をやっつけるために四肢を切断しなければならないというケースも少なくありませんでした。たとえ治療が完了したとしても、その後の生活には、大きな支障が出てしまいます。しかし現代では、こうした状況に変化が表れてきています。近年では、骨肉腫は充分に「治る病気」として認知されています。肺へと転移する前であれば、5年生存率は7割以上です。10年生存率も同じ程度の数字で、ほぼ完治という状態に至るケースも、非常に増えてきています。肺に転移してしまうと、予後は悪くなる傾向がありますが、それでも5年生存率は50%から70%程度まで上昇してきています。また必ずしも四肢を切断する必要はなく、抗がん剤でがんをやっつけたり、人工骨を用いたりすることで、骨肉腫の治療が可能になっています。完治した後の生活の質も保たれるため、近年では「必ずしも怖い病気というわけではない」ということを、頭に入れておくと良いでしょう。骨肉腫の治療で重要なカギとなるのが、いかにして肺への転移を防ぐかということです。そのためには、病気を早期発見し、早期治療開始することが重要です。特に骨肉腫の場合は、転移しやすいがんとして知られています。病気を恐れるあまり受診を後回しにするのではなく、早期に発見することで予後を良くすることが可能です。

放置しない

お腹

どんな病気でも初期症状にいち早く気づくことで、進行を防げることがあります。その一つに、骨肉腫が挙げられます。初期症状としては痛みを感じることが一番です。特に膝周辺や肩といった骨の付近で痛みを感じることがあります。それから、同じように膝や肩付近で腫れが目立つようになることもあります。特にぶつけたわけでもなく、痛みや腫れを感じた場合には何らかの異常があるはずです。早急に病院を訪れましょう。また、関節を動かすと痛みを感じることがあります。それに関節が痛くて曲がらなくなることもあります。このように、いろいろな症状が起こりやすいので、よくチェックしておきましょう。もちろん、これらの症状が全て骨肉腫であるとは限りません。全く別の病気かもしれないので、それを知るためにも病院で検査を受けることをお勧めします。我慢強い人だったり、リウマチだと思ったりというように、人によっては放置してしまうことも少なくありません。しかし、これが骨肉腫による症状だった場合には、放置することで症状が進行してしまいます。骨肉腫はがんと同じような病気なので、放置すると進行してしまうのです。つまり、何も治療をしないとステージが進行して、場合によっては命の危険にも繋がってしまいます。早期発見による早期治療が重要です。受診する科は、整形外科がお勧めです。そもそも、初期症状が整形外科に関する症状が大きいからです。そこでいろいろと検査をして判断することになります。

原因と治療方法

ナース

骨肉腫は、比較的若い世代がなりやすいと言われている骨の悪性腫瘍です。10代が約半数をしめるほど若い世代に多いです。5歳から24歳ぐらいまでの年齢では約3分の2をしめるといわれており、最近では50代や60代の方も発症しています。特に膝や肩の関節部分に発生しますが、全身の骨に発生したケースもあるのです。また、放置しておくと、骨だけでなく腫瘍は肝臓や肺などの内臓へ転移します。骨肉腫は、若い世代に多く発生するので運動して筋肉痛と勘違いした痛みで発見が遅れることがあるのです。初期の頃は特に痛みがないので発見が遅くなることが多いです。そのため、関節や骨に痛みが生じる場合には病気を疑い検査を受けましょう。運動の後の筋肉痛のような痛みや運動していなくても関節や骨の痛みに注意をしておきましょう。また、中高年の発生もあるので膝の痛みなどにも注意が必要です。骨肉腫の原因は、はっきりとしたものがないのも特徴です。がんを抑える遺伝子の異常が原因ともいわれています。運動をして筋肉痛ですと次第に痛みが軽減されますが、痛みが強くなる場合には整形外科を受診するようにしましょう。治療は、腫瘍ができた部分を切断することになります。また、手の関節に骨肉腫の腫瘍ができた場合には手を切断することになり、膝にできた場合には足を切断しなければならなくなってしまうのです。その後の治療は、化学療法で治していきますが、切断する手段はとても過酷です。そのため、骨肉腫は早期発見が重要となります。全身に転移する病気なので、手遅れになる前に病院へ行って検査してもらうようにしましょう。